
動物に関わることわざは幾つもあります。
みなさんも聞いた事があるのではないかと思います。
猫に関することわざというのも幾つかあります。
ご紹介する中で知っているのも出てくるはずです。
もしかすると初めて知ることわざもあるかもしれないです。
この機会に是非ことわざを覚えてみて下さい。
知っておいても損をするという事はないと思います。
今回は4つのことわざをご紹介します。
覚えておくと便利な事もあるかもしれないです。
『猫に小判』
ひとつめのことわざは、誰もが聞いたことのある『猫に小判』です。
『どれだけ価値があり貴重なものでも使い方を知らなければ意味が無い』
といった意味を持つことわざとなります。
人間にとって小判はお金なので手にすると嬉しくなるものです。
ですが、猫にはお金という概念が無いです。
ですので、小判を見せても光る板にしか見えないのです。
しかも食べることができないので、価値そのものがないのです。
食べられない光るだけの板は、猫にとっては遊び道具にもならないです。
人間で言うところの『人間にまたたび』というような感じだと言えます。
またたびも人間には価値が無い物です。
『猫に小判』はちょっとした遊び心があることわざといえます。
『猫被り』『猫を被る』
ふたつめのことわざは『猫被り』『猫を被る』です。
会話の中で『あの人って、猫を被ってるよね』という言葉を聞いたことがあると思います。
『自分の本性を他人に見せないように隠して、おとなしくしている』
といった意味を持ったことわざとなります。
友人といる時は口調が悪いくせに、気になっている人の前だと清楚で大人しくなる人もいます。
あるいは、周りに可愛く見られたいと本性を隠す時に使われたりします。
猫は、獲物を捕まえるという狩猟気質なところを持っている動物です。
ですが、飼い主を目の前にすると打って変わって甘えん坊で可愛らしい姿を見せます。
そういった猫の様子を観察していた誰かが作ったことわざなのかもしれないです。
『猫が肥えれば鰹節が痩せる』
みっつめのことわざは『猫が肥えれば鰹節が痩せる』というものです。
もしかするとあまり聞いたことのないことわざのひとつかもしれないです。
一見すると、猫が食べると鰹節が痩せていくという言葉通りのことわざのように感じます。
本当は『片側に良いことが起きると、もう片方は良くない事が起こる』という意味だそうです。
猫のほうはというと鰹節を食べることが出来て、お腹いっぱいになるしとても幸せです。
しかし、これとは逆に鰹節のほうは食べられてしまう事でだんだんと細くなっていき、良くないことしか起きないです。
弱肉強食と同じような意味合いを持つことわざではないかといえます。
覚えておいてもいいことわざではないかと思います。
『窮鼠猫を噛む』
よっつめのことわざは、『窮鼠猫を噛む』というものです。
これも、猫にまつわることわざのひとつとなります。
『追われている者であっても、追い詰められた時に必死に追うものを噛むことがある』
という意味を持つことわざとなります。
猫とネズミという関係性だけでなく、動物同士・人間同士にも当てはまります。
『不用意に弱者を追い詰めてしまうと危ないから、追い詰めたらいけない』
『弱い者を追い詰めると反撃されてしまうので、追い詰める際は注意するように』
このような意味合いで、使われているみたいです。
猫に関することわざには、他にもたくさんあります。
猫そのものの生き方や、習性が反映されたものが多いので探してみると面白いです。
まとめ
今回は、猫にまつわることわざについてお伝えしました。
聞いたことのあるものから、聞き馴染みのないものまであったかと思います。
この機会に、猫に関係したことわざを調べてみると、楽しくなるはずです。
色々と参考になったり、勉強になったりするものもあるかと思います。
日常生活の中で使えるものもあるので、楽しく探してみてください。
猫たちが持っている習性だったり、普段の生き方などを改めて知る機会にもなると思います。